EFOとは?入力フォーム最適化の方法9選と効果の測り方を解説
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LPで申込ボタンは押されているのに、フォームの送信までたどり着く人が少ないと感じていないでしょうか。
入力フォームまで来た人は、申込を決めかけている人です。申込の数を増やしたい担当者の方は、下記のような悩みを抱えていることも多いでしょう。
- EFOという言葉は聞くが、何をすればよいのか分からない
- フォームのどこで入力をやめられているのかが分からない
- 審査に必要な項目が多く、フォームを短くしようがない
入力フォームは、少しの使いにくさで人が離れやすい場所です。せっかく申込を決めかけた人を、項目の多さや分かりにくいエラーで帰してしまうのは惜しいことです。その一方で、どこを直せばよいかが数字で分かりやすく、直した効果が申込の数に表れやすい場所でもあります。
本記事では、EFOの意味と必要な理由、LPOとの違い、9つの方法、金融の申込フォームで気をつけること、効果の測り方、ツールの種類を解説していますので、ぜひお役立てください。
この記事でわかること
- EFOは、入力フォームを最後まで迷わず入力できるように整える取り組み(入力フォーム最適化)
- フォームまで来た人は申込に近い人なので、途中でやめる人を減らすと申込が増えやすい
- 方法は項目を減らす、必須の明示、住所の自動入力、エラーのその場表示など9つ
- 審査や本人確認のある商品では、減らせない項目は残し、必要な理由を書く

EFOとは入力フォームを最後まで入力しやすく整えること
EFOとは、申込や問い合わせの入力フォームを、訪れた人が最後まで迷わず入力できるように整える取り組みのことです。
EFOは「Entry Form Optimization」の略で、日本語では入力フォーム最適化と呼ばれます。整える対象は、下記の5つが中心です。
- 入力する項目の数と並び順
- 必須と任意の見分け方や、入力例の示し方
- 入力の誤りの知らせ方
- スマートフォンでの入力のしやすさ
- 送信までの画面の流れ
EFOは、フォームのデザインを新しくすることではありません。見た目が整っていても、入力する人が迷えば送信は増えないからです。入力する人の手間と迷いを1つずつ減らし、送信まで進む人を増やすことが目的で、CVR改善の方法の1つにあたります。
EFOに取りかかる前に知っておきたいことが、以下の2つあります。
- フォームまで来た人でも、入力の途中でやめてしまうことが多い
- EFOはLPOの一部で、手を入れる場所と見る数字が違う
それぞれ詳しく解説します。
EFOが必要なのはフォームまで来た人が途中でやめてしまうから
EFOが必要なのは、申込を決めかけてフォームまで来た人でも、入力の途中でやめてしまうことが多いためです。

上の図は説明のための例ですが、フォームの段階ごとに人数を並べると、どこで離れているかが見えてきます。やめてしまう主な理由を挙げると、以下のようになります。
- 項目が多く、最後までの長さが分からない
- 何を、どの形で入力すればよいのか分からない
- 送信した後にまとめて誤りを知らされ、直すのが面倒になる
- スマートフォンで入力しにくい
- 個人情報を入れることに不安を感じる
フォームまで来た人は、広告やLPにかけた費用をすでに使って連れてきた人です。その人が送信の手前で帰ってしまえば、かけた費用はそのまま無駄になります。ここで離れる人を減らせば、集客の費用を増やさずに申込などのコンバージョンを増やせます。
EFOとLPOは手を入れる場所が違う
EFOは入力フォームだけを整える取り組みで、LP全体を整えるLPOの一部にあたります。
どちらも申込を増やすための取り組みですが、手を入れる場所と見る数字が違います。3つの点で比べると、次の表のようになります。
| 比べる点 | EFO | LPO |
|---|---|---|
| 手を入れる場所 | 入力フォーム | LPの見出し、構成、ボタン、フォームなど |
| 主に見る数字 | フォームを開いた人のうち送信まで終えた割合 | LPに来た人のうち申込まで進んだ割合 |
| 向いている場面 | フォームを開く人はいるのに送信が少ない | LPに来てもフォームまで進む人が少ない |
LPに来た人の多くがフォームを開く前に離れているなら、先にLPOを進めるほうが効果的です。
EFOの方法は9つある
EFOの方法は、項目を減らすことから確認画面の扱いまで、大きく9つあります。

すべてを一度に行う必要はなく、入力をやめる人が多い項目に近いものから試しましょう。番号をつけて並べると、以下の9つです。
- 入力する項目を減らす
- 必須の項目をはっきり示す
- 入力例を添える
- 住所を郵便番号から自動で入れる
- 入力の誤りをその場で知らせる
- スマートフォンで合うキーボードを出す
- 進み具合を示す
- フォームから離れる道を減らす
- 確認画面の扱いを見直す
それぞれ詳しく解説します。
1. 入力する項目を減らす
最初に手をつけたいのは、フォームの項目が本当にすべて必要かの見直しです。
項目が1つ増えるごとに入力の手間は増え、途中でやめる人も増えやすくなります。減らせないか考えたいのは、例えば下記のような項目です。
- 申込の後の連絡で聞けば足りる項目(アンケートなど)
- 別の項目から分かる項目(郵便番号から分かる都道府県など)
- 姓と名、ふりがなを別々に分けている項目
項目を減らすときは、社内で「その項目を何に使っているか」を1つずつ確かめるのが近道です。「前からあるから」という理由だけで残っている項目が見つかることもあります。使いみちが決まっていない項目は、思い切って外してみてください。
2. 必須の項目をはっきり示す
「どれを埋めればいいのか」と迷わせないよう、必須の項目と任意の項目は一目で見分けられるように示します。
どれが必須か分からないと、入力する人はすべてを埋めようとして手間が増えたり、送信してから誤りを知らされたりします。示し方には、次の表の2つがあります。
| 示し方 | 例 |
|---|---|
| 印をつける | 項目名の横に「必須」「任意」の文字をつける |
| 任意の項目を減らす | 任意の項目は別の画面や申込の後に回す |
「※」の印だけだと意味が伝わりにくいため、「必須」の文字で示すのがおすすめです。任意の項目が少なければ、必須だけに印をつけても迷いません。
3. 入力例を添える
入力の形に決まりがある項目こそ、入力例を添えておきたいところです。
電話番号のハイフンの有無や、全角と半角の違いで迷うと、手が止まってしまいます。入力例を添えたいのは、以下のような項目です。
- 電話番号やメールアドレス
- 生年月日
- ふりがなや、会社名などの表記に迷う項目
もう一歩進めて、ハイフンや全角・半角のどちらで入力しても受け付けるようにしておくと、誤りそのものを減らせます。入力例のほうも、入力を始めると消える薄い文字だけでは、途中で見返せません。項目の近くに残る形で示しておくと安心です。
4. 住所を郵便番号から自動で入れる
郵便番号を入れるだけで、都道府県や市区町村まで自動で入るようにしておきます。
住所は文字数が多く、スマートフォンで入力するのは特に手間がかかります。自動で入れるなら、次の3点に気をつけてください。
- 郵便番号の欄を、住所の欄より前に置く
- 自動で入った後も、番地や建物名を直せるようにする
- 郵便番号の入力の形(ハイフンの有無)をどちらでも受け付ける
住所の入力が必要なフォームなら、手間を大きく減らせる方法です。フォームの作成に使っている仕組みに、この機能があるかを確かめてみてください。
5. 入力の誤りをその場で知らせる
入力の誤りは、送信の後にまとめて知らせるのではなく、項目を入力したその場で知らせましょう。
送信した後に誤りをまとめて知らされると、どこを直せばよいかを探す手間がかかり、そのままやめる人が出ます。その場で知らせるときは、下記の3つを押さえます。
- 誤りのある項目のすぐ近くに表示する
- 「正しくありません」ではなく、どう直せばよいかを書く
- 正しく入力できた項目には、できたことが分かる印を出す
誤りの文言は、入力する人を責めない言い方にするのがおすすめです。「正しくありません」とだけ出されると、何が違うのか分からないまま手が止まります。例えば「半角数字で入力してください」のように、次にやることを伝える形です。
6. スマートフォンで合うキーボードを出す
スマートフォンでは、項目に合わせたキーボードが出るように設定しましょう。
電話番号の欄で文字のキーボードが出ると、切り替えの手間がかかり、入力の誤りも増えます。項目ごとに出したいキーボードは、以下の表の通りです。
| 項目 | 出したいキーボード |
|---|---|
| 電話番号、郵便番号 | 数字のキーボード |
| メールアドレス | 「@」が入ったキーボード |
| 名前、住所 | ふつうの文字のキーボード |
キーボードのほかにも、ボタンや選択肢は指で押しやすい大きさにし、文字が小さくなりすぎないようにします。設定を確かめるなら、実際に自分のスマートフォンで最後まで入力してみるのが確実です。
7. 進み具合を示す
画面が複数に分かれるフォームでは、いまどこまで進んだかを示すことが欠かせません。
終わりが見えないと、入力する人は「あとどのくらいかかるのか」と不安になり、途中でやめやすくなります。示し方には、例えば次のようなものがあります。
- 「1 お客さま情報 → 2 お申込内容 → 3 確認」のように段階を示す
- 残りの項目の数を示す
- 入力にかかる時間の目安を、実際にかかる時間で最初に書く
進み具合が分かると、長いフォームでも最後まで入力してもらいやすくなります。ただ、画面を分けるほど、次の画面へ進む操作は増えます。画面を分けるかどうかは、項目の数と内容のまとまりで決めましょう。
8. フォームから離れる道を減らす
入力フォームの画面に、ほかのページへ移るリンクや広告は要りません。
入力の途中でほかのリンクを押すと、そのままフォームに戻ってこない人がいるためです。外したいのは、下記のようなものです。
- ヘッダーやフッターのメニュー
- 関係のない記事やキャンペーンへのリンク
- 入力の途中で開くポップアップ
一方で、個人情報の扱いの説明や問い合わせ先のように、入力する人が安心するための情報は残しておきましょう。説明は、別のページに移らずに読める形にするとさらに安心です。
9. 確認画面の扱いを見直す
送信の前の確認画面は、本当に要るかをまず見直し、置くなら修正しやすい形にします。
確認画面は入力の誤りを防ぐ一方で、画面が1つ増えるため、そこでやめる人も出ます。置くと決めたなら、以下の3点は満たしておきたいところです。
- 入力した内容を一覧で見やすく示す
- 直したい項目だけを、その場で直せるようにする
- 「戻る」を押しても、入力した内容が消えないようにする
確認画面をなくすか、入力の画面の中で最後に内容を見せるかは、商品や項目の数によって変わります。迷う場合は、確認画面のありとなしをABテストで比べてみてください。
金融の申込フォームのEFOは減らせない項目を前提に考える
金融の商品の申込フォームでは、審査や本人確認に必要な項目は減らさず、そのうえで入力しやすく整えましょう。
ローンやカード、口座の申込では、年収や勤務先など、商品の手続きに欠かせない項目があります。項目を減らすという1つ目の方法が、そのままでは使えないわけです。気をつけたいことは、次の3つです。
- 減らせない項目は残し、必要な理由を書く
- 個人情報の扱いをフォームの近くで示す
- 申込の後の手続きの流れを先に伝える
それぞれ詳しく解説します。
減らせない項目は残し、必要な理由を書く
審査や本人確認に必要な項目は無理に減らさず、代わりに、なぜ必要なのかを項目の近くに書いておきます。
必要な項目を削ると、申込の後に追加で確認することになり、かえって手続きが長くなるためです。添える説明は、例えば下記の表のような短い一文で足ります。
| 項目 | 添える説明の例 |
|---|---|
| 年収 | お申込内容の確認のために伺います |
| 勤務先 | ご本人の確認のために伺うことがあります |
どの項目が必要かは商品や会社によって違うため、社内の審査や法務の担当者と相談して決めましょう。減らせない項目が多いぶん、ほかの8つの方法で入力の手間を減らすことが大切になります。
個人情報の扱いをフォームの近くで示す
入力した個人情報を何に使うのかは、フォームのすぐ近くで分かるように示すのが基本です。
お金にかかわる情報を入れるときは、情報がどう扱われるのかを気にする人が多いためです。示しておきたいのは、以下の3つです。
- 個人情報の扱いについての説明(プライバシーポリシー)の場所
- 入力した情報を何のために使うのか
- 通信が暗号化されていること(ページのアドレスが「https」で始まるなど)
説明の文そのものは、社内の決まりに沿って法務の担当者が確かめた内容を使いましょう。フォームの画面から離れずに読める形にしておくと、入力を中断せずに済みます。
申込の後の手続きの流れを先に伝える
フォームの前や最初の画面で、申込の後にどんな手続きがあるかを伝えておきましょう。
申込の後に本人確認の書類の提出や、電話での確認があることを知らないと、送信の直前で不安になる人がいます。先に伝えておきたいのは、次のようなことです。
- 申込から結果の連絡までの流れ
- 用意しておくもの(本人確認の書類など)
- 連絡の方法(メール、電話など)
先に知っていれば、入力する人は必要なものを手元に用意してから始められます。途中で書類を探しに行き、そのまま戻ってこない、ということも防げます。LPの中で流れを図にして示すのも一つの方法です。
EFOの効果はフォームの段階ごとの数字で測る
EFOの効果は、フォームを開いた人数と送信を終えた人数の割合と、項目ごとの入力のやめ方で測りましょう。
申込の数だけを見ていると、集客の人数の増減とEFOの効果が混ざってしまいます。フォームの中の数字に絞ると、測りたいのは下記の4つです。
| 数字 | 見方 |
|---|---|
| フォームを開いた人のうち送信を終えた割合 | EFOの効果をいちばん直接に表す |
| 項目ごとの入力をやめた人の数 | どの項目で手が止まっているかが分かる |
| 入力の誤りが出た回数 | 入力例やその場の表示が足りているかが分かる |
| 入力にかかった時間 | 手間が減ったかどうかが分かる |
改善の前と後を比べるときは、同じ長さの期間で、スマートフォンとパソコンを分けて見ましょう。申込の数が十分に集まらないうちは判断を急がず、ABテストで同じ期間に比べるのがおすすめです。
もう1つ、送信された申込のうち、実際に契約まで進んだ割合も欠かせません。入力の手間を減らしすぎて、条件の合わない申込ばかりが増えていないかを確かめられます。こうした割合は、CVRと同じ考え方で見られます。
EFOのツールは3つの種類から選ぶ
EFOのツールは、フォームを測るもの、入力を助けるもの、フォームを作るものの3つの種類から、目的に合わせて選びましょう。
いま使っているフォームを残したいのか、作り直してよいのかで、選ぶ種類が変わります。3つの種類の違いを、以下の表にまとめました。
| 種類 | できること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| フォームの分析 | 項目ごとの入力のやめ方や、かかった時間を測る | どこで離れているかを知りたい |
| 入力の支援 | 今のフォームに、その場のエラー表示や住所の自動入力などを加える | 今のフォームを残して改善したい |
| フォームの作成 | EFOの機能が入ったフォームを作る | フォームを新しく用意できる |
製品を選ぶときは、今のサイトやフォームの仕組みで動くか、個人情報の扱いが自社の決まりに合うかを確かめましょう。金融の申込フォームは、審査の仕組みとつながっていることも多いため、社内のシステムの担当者にも早めに相談しておくと安心です。
フォームだけでなく、集客からLP、申込の後の数字まで一続きで見直したい場合は、Finfluenceのマーケティング支援でご相談を承っています。フォームのどの項目で人が離れているかが分からない段階でも、お問い合わせからご相談いただけます。
EFOに関するよくある質問
ここでは、EFOに関するよくある質問に回答します。入力フォームを見直す際の参考にしてください。
EFOは何から始めればよいですか?
項目を減らせないかを見直すことから始めましょう。
順番にすると、下記の3段階です。
- フォームを開いた人のうち、送信を終えた割合を確かめる
- 各項目を何に使っているかを社内で確かめ、使っていない項目を外す
- 入力をやめる人が多い項目から、ほかの方法を試す
ツールを入れる前でも、項目の見直しはすぐに始められます。
EFOのツールがなくても改善できますか?
できます。
項目を減らす、必須を示す、入力例を添えるといった方法は、ツールがなくても取り組めます。どの項目で入力をやめているかを細かく知りたくなった段階で、分析のツールを考えれば十分です。
EFO対策とEFOは同じ意味ですか?
同じ取り組みを指しています。
EFO(入力フォーム最適化)そのものが、入力フォームで人が離れないように手を打つことなので、「EFO対策」も「EFOの施策」も中身は変わりません。呼び方よりも、どの項目で入力をやめる人が多いかを先に確かめることが大切です。
EFOの効果はどのくらい見込めますか?
一律の目安はなく、今のフォームでどれだけの人が途中でやめているかによって変わります。
フォームを開いた人のうち送信を終えた割合がすでに高ければ、伸びる幅は小さくなります。反対に、入力の途中でやめる人が多いフォームほど、直したときの伸びしろは大きいと言えます。見込みを立てるなら、まず今の送信の割合と、項目ごとのやめ方を測るところから始めてみてください。