アフィリエイトの運用とは?始めた後に広告主がやることとASPに任せられる範囲を解説
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アフィリエイトを始めたものの、思ったほど成果が伸びないと感じている広告主の方は少なくありません。
アフィリエイトは、広告を出した後にメディアとどう関わり、成果をどう確かめるかで結果が大きく変わる広告です。出稿の手続きを終えた時点では、まだ半分しか済んでいないとも言えます。アフィリエイトを運用している広告主の方は、下記のような悩みを抱えていることも多いでしょう。
- 始めた後に、社内で何をすればよいのか分からない
- 毎月の成果の照合や否認に手間がかかっている
- 掲載されている記事の表示が、条件の変更に追いついているか不安
アフィリエイトでは、メディアが書いた記事も広告主の表示として扱われるため、掲載された記事の確認や修正にも手間がかかります。だからこそ、運用の仕事を整理し、どこまでをASPに任せるかを先に決めておくことが大切です。これから始める方は、アフィリエイト出稿の流れもあわせて確かめておきましょう。
本記事では、アフィリエイトを始めた後に広告主が行う運用の仕事と、ASPに任せられる範囲を解説していますので、ぜひお役立てください。
この記事でわかること
- アフィリエイトの運用は、始めた後に成果を育てる毎月の仕事
- 中心になるのは、掲載記事の確認と毎月の照合と否認
- 料金や特典などの条件が変わったら、掲載中の記事の修正をすぐに依頼する
- 運用の仕事の多くは、ASPに任せられる

アフィリエイトの運用は始めた後に成果を育てる毎月の仕事
アフィリエイトの運用とは、広告を出した後に、掲載記事と成果を確かめながら条件を整えていく仕事です。
アフィリエイトは、掲載したら終わりではなく、メディアとの関係や成果の中身によって毎月の結果が変わります。広告主の手元に残る仕事を、中身と時期で並べると次の表になります。
| 仕事 | 主な中身 | 行う時期 |
|---|---|---|
| メディアとの関係づくり | 案件の情報を届け、掲載の相談に応じる | 随時 |
| 掲載記事の確認 | 記事の表記と内容が表示のルールに沿っているかを見る | 掲載前と掲載中 |
| 成果の照合と否認 | 申込データと成果を照らし合わせる | 毎月 |
| 条件の見直しと記事の修正 | 成果条件や報酬を見直し、条件の変更を記事に反映する | 随時 |
| 不正への対応 | 不自然な成果を見つけ、原因を調べる | 随時 |
| レポートの確認 | 記事ごとの成果を見て、次の打ち手を決める | 毎月 |
表示のルールが厳しい商材や、成果の照合が細かい商材ほど、どの仕事も重くなります。「随時」の仕事は、担当が決まっていないと誰も手を付けないまま月が変わりがちです。表の仕事を社内で誰が担うのかを、始める前に決めておきましょう。
アフィリエイトの運用はメディアとの関係づくりから始まる
アフィリエイトの成果は、案件を記事で紹介してくれるメディアとの関係で大きく変わります。
メディアは、紹介しやすく、読者に説明しやすい案件を記事に取り上げます。その選ばれる側に立つために、広告主がすることは下記の2つです。
- 案件の情報をメディアに分かりやすく届ける
- 掲載記事の表示を一緒に整える
それぞれ詳しく解説します。
案件の情報をメディアに分かりやすく届ける
商品の特徴と成果条件が分かりやすく伝わっていなければ、メディアは記事で取り上げようがありません。
メディアは、商品の情報を広告主の資料やASPの案件ページから集めて記事を書きます。書き手が迷わないよう、届けておきたいのは以下の情報です。
- 商品の特徴と、向いている人
- 成果の条件と、対象外になる申込
- 記事で使ってよい表現と、使ってほしくない表現
- 使ってよいバナーや画像
情報が足りないと、メディアは記事を書きにくく、表示の誤りも起きやすくなります。しかも、古い情報のまま書かれた記事は、あとから直す手間まで生みます。案件の情報は、条件が変わるたびに新しい内容に更新しておきましょう。
掲載記事の表示を一緒に整える
記事の表示は、掲載前に一度見れば済むものではなく、掲載中も確かめ続けます。
アフィリエイト記事の表示は、メディアが書いたものでも広告主の表示として扱われます。記事を開いたら、まず次の点に目を通してください。
- 広告であることが記事の冒頭で分かるか
- 金利や手数料などの条件が、公表している内容と合っているか
- 実際より良く、得に見せる表現がないか
表示の誤りを見つけたら、メディアに修正を依頼し、直ったことを確かめるまで記録に残します。見る観点は、広告であることの表記ならステマ規制、条件の書き方なら優良誤認・有利誤認の決まりです。
アフィリエイトの運用では毎月の照合と否認が欠かせない
アフィリエイトの運用で毎月必ず発生するのが、成果の照合と否認の作業です。
発生した成果のすべてが報酬の対象になるわけではなく、成果条件に合わない申込は外す必要があります。照合と否認の作業は、以下の2つに分かれます。
- 申込データと成果を照らし合わせる
- 否認の理由を記録して伝える
それぞれ詳しく解説します。
申込データと成果を照らし合わせる
照合とは、自社の申込データとASPが計測した成果を、申込番号などで1件ずつ突き合わせる作業です。
申込番号のような、申込ごとに異なる値で突き合わせられると、照合は表計算ソフトで済みます。月初から請求までの1か月は、下記のように進みます。

照合の手間は、始める前にどの値で突き合わせるかを決めておくかどうかで大きく変わります。名前や電話番号で突き合わせようとすると、表記の揺れで一致しない行が出てきます。突き合わせる値は、出稿の前にASPと決めておきましょう。
否認の理由を記録して伝える
否認した成果には、1件ずつ理由を残しておきます。
理由が分からないまま否認が続くと、メディアは案件を紹介しにくくなります。残す理由は、例えば以下のように区分しておくと扱いやすくなります。
- 同じ人による2回目以降の申込
- 成果条件の対象外の申込
- 虚偽や不正が疑われる申込
区分して残しておけば、メディアへの説明も、翌月以降の条件の見直しもしやすくなります。ただ、基準そのものが後出しでは、どれだけ丁寧に説明しても納得は得られません。否認の基準は、始める前に成果条件として書き出しておきましょう。
アフィリエイトの運用では条件の見直しと記事の修正を続ける
アフィリエイトの条件は、一度決めたら終わりではなく、成果の中身と商品の変更に合わせて見直します。
料金や特典などの条件は変わることが多く、条件が変わるたびに掲載中の記事にも影響が出ます。ここで広告主が受け持つのは、下記の2つです。
- 成果条件と報酬を成果の中身を見て見直す
- 条件が変わったら記事の修正を依頼する
それぞれ詳しく解説します。
成果条件と報酬を成果の中身を見て見直す
見直しの材料は発生した件数ではなく、審査や契約まで進んだ申込の割合です。
件数が多くても、否認や審査落ちが多ければ、事業にとっての価値は小さくなります。どんな数字が出たら、どう見直すかの目安を以下の表に並べました。
| 確かめる点 | 見直しの方向 |
|---|---|
| 否認が多い記事がある | 対象外の条件を記事に分かりやすく書いてもらう |
| 審査や契約まで進む申込が多い記事がある | 記事で大きく扱ってもらえるよう相談する |
| 成果地点が事業の目標と合っていない | 申込完了や契約完了など、成果地点を見直す |
報酬や成果条件を変えるときは、事前にメディアへ知らせてから切り替えます。変更の時期を決めずに切り替えると、どの条件で発生した成果なのかが分かりにくくなるからです。
条件が変わったら記事の修正を依頼する
金利や特典が変わった日に、掲載中の記事の修正も依頼するのが原則です。
条件が変わったのに古い記事が残っていると、実際より得に見える表示になり、有利誤認を問われるおそれがあります。変更が決まったら、下記の順に進めます。
- 変更の内容と、切り替わる日をまとめる
- メディアに修正を依頼する
- 記事が直ったことを確かめ、記録に残す
とはいえ、掲載先が増えると、依頼先がメディアごとにばらばらになり、連絡の漏れが起きやすくなります。3の確認まで含めて誰が追うのかを決めていないと、直ったかどうかも分からないままです。修正の依頼をASPが取りまとめてくれるかどうかも、確かめておきましょう。
アフィリエイトの運用では不正を見つけて止める仕組みが要る
成果1件あたりの報酬が高い商材ほど不正の的になりやすく、不正な申込(アドフラウド)を見つけて止める仕組みが欠かせません。
不正な成果に報酬を払ってしまうと、費用が増えるだけでなく、正しく紹介しているメディアとの公平さも損なわれます。備えは、以下の2つに分けて考えます。
- 不自然な成果の兆しに気づく
- 疑いがあるときの対応を決めておく
それぞれ詳しく解説します。
不自然な成果の兆しに気づく
きっかけの多くは、成果の数字の不自然な動きです。
ふだんと違う動きに早く気づけば、報酬を払う前に原因を調べられます。レポートを見るときは、次のような兆しに気をつけてください。
- 特定のメディアで、急に成果が増えた
- 申込の後の審査や契約に、ほとんど進んでいない
- 同じような内容の申込が短い間に続いている
兆しに気づいたら、そのメディアの成果を個別に確かめます。全体の合計だけを見ていると、こうした動きは他のメディアの数字に埋もれてしまいます。ASPのレポートで、メディアごとや記事ごとに成果を見られるようにしておきましょう。
疑いがあるときの対応を決めておく
いざ疑いが出たとき、報酬の支払を止めて調べられる決まりがあるかどうかで、打てる手が変わります。
決まりがないと、調べ終わる前に報酬が支払われてしまうことがあります。疑いがあるときに備えて、決めておきたいのは下記のことです。
- 調べ終わるまで報酬の支払を保留する
- 不正が確かめられたら、掲載を止めて成果を否認する
- 禁止している行為をメディアとの規約に書いておく
不正アフィリエイトへの対応は、広告主だけでは調べきれないことも多いため、ASPの決まりに頼る部分が大きくなります。Finfluenceが定めている判定の方法と対応の流れは、不正対策・品質方針で公開しています。
アフィリエイトの運用ではレポートで記事ごとの成果を見る
アフィリエイトの運用の良し悪しは、記事ごとの成果を見て判断します。
全体の件数だけを見ていると、成果の良い記事と、否認の多い記事の違いが分かりません。レポートによる効果測定では、下記の図の順に数字を追います。

クリックが多くても確定が少ない記事は、読者と商品が合っていない可能性があります。記事ごとに確定までの流れを比べれば、力を入れる記事とメディアはおのずと絞られます。
アフィリエイトの運用の多くはASPに任せられる
アフィリエイトの運用の仕事の多くは、ASPに任せられます。
どこまでをASPが担うかはASPによって違うため、運用の手間はASPの選び方で大きく変わります。金融特化のクローズド型ASPであるFinfluenceの場合、広告主との分担は以下の図のようになります。

広告主が担うのは、申込データの共有と、条件や報酬を決めることが中心です。始める前に決めておくことは成果報酬型広告のはじめかたにまとめましたので、社内の分担を決める際にご活用ください。
アフィリエイトの運用に関するよくある質問
ここでは、アフィリエイトの運用に関するよくある質問に回答します。運用の体制を考える際の参考にしてください。
運用の担当者は何人くらい必要ですか?
決まった人数はありません。
ASPに任せる範囲によって、社内で必要な作業の量は大きく変わります。照合に使う申込データを毎月用意できる担当者がいれば、多くの仕事はASPと分担して進められます。
アフィリエイトの運用を広告代理店に任せることはできますか?
任せられます。
アフィリエイト広告代理店は、広告主に代わって運用を担う会社で、計測の仕組みを持つASPとは受け持つところが違います。両者の主な役割は、下記の表のように分かれます。
| 担い手 | 主な役割 |
|---|---|
| ASP | 広告リンクの発行と計測、メディアとの提携、報酬の支払 |
| アフィリエイト広告代理店 | 使うASPの選定と条件の設計、メディアへの働きかけ、成果の報告と改善の提案 |
どちらに何を任せても、申込データの共有と、条件や報酬を決めることは広告主の手元に残ります。
掲載記事はメディアが公開する前に審査されますか?
ASPによって異なります。
メディアの登録のときだけ審査するASPもあれば、記事ごとに掲載前の審査を行うASPもあります。Finfluenceでは、メディアが申請した記事のURLを1件ずつ審査し、承認した記事にだけ広告リンクを発行しています。審査を行うASPでも、掲載中の条件の変更への対応は続けて必要になるため、広告主の側でも記事を確かめる担当を決めておきましょう。
運用を始めたばかりでも相談できますか?
できます。
すでに別のASPで始めている場合も、いまの運用の課題を伺ったうえで進め方をご案内します。Finfluenceのサービスの詳しい内容は広告主向けのサービス資料で、ご相談はお問い合わせで承ります。
